家計を直撃する値上げラッシュ。電気代の新料金が、6月1日から適用されます。電気料金はできるだけ抑えて、必要なときはしっかり使いたい。
今すぐできる節電術をお伝えします。
消費電力「エアコン」が3割超

家庭における電力。何にどれぐらい使っているのでしょうか。
≪主な家電製品の電力消費割合(夏季・13.1w/世帯・日)≫
エアコン・・・34.2%
冷蔵庫・・・17.8%
照明・・・9.6%
炊事・・・6.5%
給湯・・・6.1%
待機電力・・・6.0%
テレビ・DVD・・・4.6%
洗濯機・乾燥機・・・2.3%
パソコン・ルーター・・・1.0%
温水便座・・・0.5%
その他・・・11.2%
エアコン・冷蔵庫・照明で50%以上の消費電力になっています。ここを工夫すれば電力消費量を抑えられそうです。
これからの季節どのようなことができそうなのか、節電術を見ていきます。
エアコンは「自動」「水平」が効率的

【フィルター掃除はこまめに】
フィルター掃除を2週間に1回すると、年間の節約は約990円。
ダイキン工業のHPでは、1年間掃除しないで使用すると約25%の無駄な電気代がかかるとされています。
【風量は「自動」】
最も効率よく風量の調節を行うのは「自動」です。
「微風」や「弱風」だと室内が設定温度になるまで時間がかかってしまい、無駄な電気代がかかる場合も。
【風の向きは「水平」】
風向きを下に向けると、温度のムラが起こりやすくなってしまい、消費電力が増加することも。風向きを水平にして、温度ムラを抑えることが省エネにつながります。
恵俊彰:
省エネだと思って頑張って「微風」にしてた。意味ないんだ…。
教育アドバイザー 清水章弘:
なんか「自動」って、人間を快適にしてくれる感じで涼しくしすぎちゃうのかなと思っていたけど、効率的なんですね。初めて知りました。
経済評論家 加谷珪一氏:
要するに、温度を下げるよりも風量を上げた方が循環するので冷房効果が効きやすい。そういうふうに解釈すればいいですね。
「自動」にすると大体そういった形になるので良い、という意味です。