梅雨の期間が長い傾向があるほか、期間中に晴れの日が続いたり、局地的な大雨が降ったりと、極端な気象現象が起こりやすくなっているといいます。

一体、なぜなのでしょうか。

国土交通省気象防災アドバイザー 近藤豊さん
「気象原因は何?って言われたら、やっぱり気候変動の一部、地球温暖化の一部ではないかと言われています。日本付近は温帯地方で、春夏秋冬があって穏やかな気候というふうに言われていました。ところが近年、南からの影響を受けやすくなって、どちらかというと温帯地方の気候から、亜熱帯地方に近いような、要するにスコールのような局地的な強い雨というのが、多く見られるようになったのも、地球温暖化の要因かというふうに見ています」

近年の豪雨災害の原因のひとつとして専門家たちから注目されている現象が、「大気の川」と呼ばれる大量の水蒸気の流れ込みです。

国土交通省気象防災アドバイザー 近藤豊さん
「3月~10月までの日本付近の大雨の大体7割ぐらいの大雨に、この「大気の川」が影響を及ぼしているのではないかという研究も進んでおります」