ナゼ“映画”ではなく“TikTok”?

上田監督:
シンプルにすごいTikTokが面白かったんですけども、劇場の長編映画と、TikTokで作るショートフィルムは文法が全然違うんですよ。まず縦画面ですし、テンポもすごい速いですし、劇・映画とまた全然違う競技みたいな感じですごい面白かったから、はじめてみました。
小川キャスター:
使う筋肉も全然違いますか。
上田監督:
違いますね。やっぱり横と縦で全然違うので、その違いがすごい楽しかったですね、新鮮で。
小川キャスター:
コメント欄ですぐに反応が返ってくるというのも新鮮ですよね。
上田監督:
TikTokは若者が多くてコメント欄ですぐ反応が返ってくるということもすごい魅力なんじゃないかなと思いますよね。

小川キャスター:
宮田さんもご覧になりながら感想をつぶやかれてましたね。
データサイエンティスト 宮田裕章 慶応大学医学部教授:
本当に素晴らしいなと。TikTokは、動画を民主化したんですよね。みんなが動画を撮影して、多くの人たちが作り手になったと。
上田さんも既に高名な方なんで有名な俳優とか使ったりもできるんですけども、フラットの位置からアイディアの一発で、なるほどこんな視点があるのかと本当に輝くセンスを堪能できて素晴らしかったです。
内容も、今、日本はいわゆる少子化で「売り手市場」なんですよね。なので、いわゆる上役がやっぱり下手に出なければいけないという状況だったり、同調するというようなプレッシャーの中で、なかなか本音を出しにくいという若者だったり、ここを上手く風刺しながら、その中に繋がりを作ったというセンスも本当に素晴らしいなと思いました。














