カンヌ国際映画祭の「TikTokショートフィルムコンペティション」でグランプリを受賞した上田慎一郎監督が生出演。なぜTikTokだったのか。受賞作「レンタル部下」を企画した意図などを聞きました。

上田慎一郎監督「カンヌ×TikTok」グランプリ受賞

小川彩佳キャスター:
カンヌ国際映画祭の「TikTokショートフィルムコンペティション」でグランプリを受賞されました、上田慎一郎監督にお越し頂きました。

カンヌ国際映画祭では2022年からTikTokとコラボし、優れた短編作品を表彰しています。今回は世界80の国と地域、およそ7万本の中から上田監督の作品が選ばれました。受賞した実感は、いかがですか。

上田慎一郎監督:
まだ、ないですね。嬉しいの前にずっと驚いているという感じですね。

小川キャスター:
まだ実感が湧かないという中でお越しいただきましたけれども、上田監督といえば映画「カメラを止めるな!」でもおなじみですし、コロナ禍にも様々な挑戦をされてこられました。

今回の作品は2分40秒のショートムービー。2分40秒という中で本当にいくつのひねりがあるんだろうかという気持ちにさせられましたし、なんだか満たされた気持ちにもなったんですが、この作品は、上田さん含めスタッフは2人だけ…?

スタッフ2人、スマホで1台、撮影時間は1日

上田監督:
そうなんです、僕ともう1人スタッフ。キャストは4人で。スマホ1台で撮影しました。

小川キャスター:
どのくらいの時間で?

上田監督:
1日で。

小川キャスター:
1日だけですか…。着想からはどのくらいの時間が経っていますか?

上田監督:
着想からは1か月くらいですかね。

小川キャスター:
1か月ぐらいで作品として出来上がって発信されたわけですね。なぜTikTokだったんでしょうか?