山口市の三大祭りの1つで、7月に行われる山口祇園祭(やまぐちぎおんまつり)を華やかな音色で彩る「祇園囃子」の練習が5月31日夜から始まりました。

「祇園囃子」は太鼓や笛、鉦と呼ばれる楽器を使って演奏され、山口祇園祭の初日にみこしが通る道を音で清めます。太平洋戦争の影響で衰退したお囃子を1990年に地元の有志と観光協会が復活させました。新型コロナの影響で中止や縮小が続いていましたが、今年は4年ぶりに山車の上で演奏します。

10代から70代までの24人が5月31日、祭りに向けて練習を始めました。そのうち8人は今年初めて演奏に参加します。

初めて参加・堀北美津子さん
「山口の西の京の、この歴史あるお祭りに参加できるのが、山口市民としてすごい誇りだと思います」
祇園囃子伝承者・真庭宗雄代表
「疫病退散のお祭りですから、どうしてもこのお囃子を続けていきたい。1年に1日だけですから、みんなで心あわせ力をあわせて、山鉾、山と鉾の演奏ができたらなと思います」

山口祇園祭は7月20日から27日まで山口市の八坂神社や中心商店街で行われます。