こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)に預けられたり内密出産で生まれたりした子どもの「出自を知る権利」をめぐり熊本市と慈恵病院が共同で検討会を設置しました。

こうした検討会の設置は全国でも初めてとみられます。

熊本市 大西一史 市長「子どもの出自情報の範囲に関することなど(中略)課題を整理をし、必要な対応について意見交換を行っていただきたい」

5月31日(水)に設置された検討会は、児童福祉の専門家など18人で構成し、7月上旬にも初会合を開きます。

「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」や病院以外に身元を明かさず出産する「内密出産」では、匿名性を守りたい母親と、どのように生まれたかを知りたい子どもの間で「出自を知る権利」やその知らせ方などが課題になっていました。

国も2022年9月、内密出産に関するガイドラインを定めましたが、出自に関する開示時期や方法は、医療機関の判断に任せる形になっています。

慈恵病院 蓮田健 院長「てんびんにかけるような作業です、お母さん(の希望)と赤ちゃんの(希望の)。非常に難しいところですが、きっとお力添えいただけると思っています」

検討会では、出自情報の範囲や開示方法などについて議論し、2024年12月に報告書を取りまとめる方針です。