将棋の名人戦で盛り上がる高山村では、今、北信濃の初夏の味、「ネマガリダケ」を味わい尽くすキャンペーンが始まっています。

午後2時。

高山村の常盤屋(ときわや)に持ち込まれたのは地元の山で採れたばかりのネマガリダケ。

■ネマガリダケを持ち込んだ人
「頭このくらいしか(土に)出てないの、それを採ってくるの」

雪の多い地域に自生する「チシマザサ」の別名で、シャキシャキした歯ざわりと、えぐみの少ないみずみずしい味わいが特徴です。

■中村記者 ー採れたてを生で試食
「生ですよね、あく抜きなし」「いただきます」                「やわらかっ!ブロッコリーよりやわらかいくらい、すごくみずみずしいです。中から水分が出てきます」

村内の温泉施設の隣にある売り場にも採れたてのネマガリダケを求めて、近隣の市町村からも客が集まります。

ネマガリダケを扱う村内の店を集めて2022年から始まったのが、「タケノコ街道」キャンペーン。

高山村の12の店舗が参加しています。

■店の人
「お待たせしましたタケノコ汁になります」

常盤屋(ときわや)で味わえるのは、定番のタケノコ汁。

たっぷりのネマガリダケと、サバの水煮のうまみが凝縮されています。

■県外から来た観光客
「とてもおいしいですよ、お味噌汁のおつゆもおいしかった」                 「味噌の味がしっかりしていてそれに負けないくらいタケノコの味もそれなりに感じてとてもおいしかった」

古民家を改装し、今年初めてタケノコ街道に参加するカフェで提供されるのは…。