2期目の任期が1年を過ぎた新潟県の花角英世知事は、31日の定例会見で「行財政改革が進み、持続可能な財政の実現に近づいてきている」と述べました。
また、31日の朝にJアラート(全国瞬時警報システム)が発信されたことについて花角知事は改めて「直ちに建物の中や地下へ避難するなどの行動をしてほしい」と県民に呼びかけています。

花角知事は会見の中で、昨夏の集中豪雨で被災している『米坂線』について5月中旬にJRから事務者レベルの“説明”があったことにも触れ、「地域が利用している大事な生活路線であると同時に山形県からさらに太平洋側につながる広域ネットワークの一部なので、まずはJR単独で災害復旧を進めてもらい、鉄道として復旧できるのがベスト」と話しました。

また知事は新型コロナウイルスの感染症法上の区分が5類へ移行したことに関連して「交通機関の動向は感染症拡大前の頃に戻ってきている傾向ではあるが、新潟県全体では『インバウンド』についてはまだ7割」と話し、新型ウイルス禍を乗り越えた交流人口の拡大に更なる期待を示しました。

その他、新潟市の医療拠点については、24時間365日対応可能な新潟医療圏の救急医療を整備し、安心できる体制を確立していってもらいたい、とも話しています。