藤井聡太六冠が31日から長野・高山村で史上最年少の「名人」獲得をかけて名人戦第5局に挑むなか、招致に成功した高山村が沸いています。

タイトル戦 対局の舞台では“藤井効果”

南波雅俊キャスター:
史上最年少での名人、そしてタイトル七冠奪取となるのかというところが注目されていますが、その舞台は長野・高山村の藤井聡太ならぬ「藤井荘」。元々こういう名前で、高山村の皆さんも「いつか藤井聡太六冠にこの藤井荘でタイトル戦をしてほしい」という熱意をずっと持っていたそうです。公募で第5局の会場に選ばれたということです。

そもそも名人戦の会場は基本的には公募です。名人戦にふさわしい▼対局場▼宿泊施設、そして▼大盤解説会ができるスペースや▼前夜祭ができる場所があるのが条件になってきます。

日本将棋連盟
「毎年、多数の応募をいただいております。誘致を希望される現地の皆さまの熱意もポイントに
ということですので、高山村の皆さんの熱意も伝わったのかもしれません。

そしてタイトル戦が行われる場所は非常に注目度が高まります。名人戦第2局が行われた静岡市の「浮月楼」は明治時代からある由緒ある料亭です。藤井聡太六冠の勝負めし「牛すき煮膳」(4900円)も注目されましたが、Webサイトアクセス数は10倍、土日の予約ずっと満席が続いています。

勝負おやつも注目されました。大阪・高槻市にあるフランス菓子店「DOEL(ドエル)」「パンダ」(410円)というチョコレートケーキです。対局中から「10個ほどください!」という連絡や、対局後には「ネットで買えますか」という問い合わせがあり、「買えません、通販はやっていません」となったら、わざわざ東京から大阪に新幹線で買いに行く人もいるぐらいタイトル戦は注目されます。

ホラン千秋キャスター:
宿泊施設もお昼ご飯もおやつも、やっぱり同じものを食べたい同じところに泊まりたいという方がいるから経済効果もすごいですよね。