青森県鰺ヶ沢町で町内の産業施設などを巡るバスツアーが行われました。ツアーは、県立鰺ヶ沢高校の生徒が地元の魅力と課題を探ることを目的に行われましたが、どんな発見があったのでしょうか。

「魅力発見バスツアー」には、鯵ヶ沢高校の全校生徒31人が参加しました。巡るのは、鰺ヶ沢町内7か所の施設です。最初の訪問先は、熟成豚を生産する長谷川自然牧場です。ここでは一般的な養豚場より飼育日数を長くし、廃棄される食品を使った自家製のえさで育てることがブランドにつながっていることを学びました。

そして、こだわりの豚肉の味を確かめながら町内の自然が育む産業への理解を深めました。続いて訪問したのは、酪農産業に一から参入を果たしたABITANIA(アビタニア)ジャージーファームです。後継者不足から廃業が相次ぐ中、あえて搾乳量の少ないジャージー牛にこだわる理由などを生産者に質問しました。

※生徒「鯵ヶ沢町の畜産業の課題は何だと思いますか」
※安原栄蔵さん「うちの課題はえさが高いので今が大変な状況です」

鰺ヶ沢高校では、継続して町の魅力や課題を調べ、10月に課題解決法についての発表会を開く予定です。