石川県内の4月の有効求人倍率は1.65倍で、3か月ぶりの上昇に転じたことが石川労働局の調べで分かりました。石川労働局によりますと、職を求める人1人に対し求人がどれだけあるかを示す4月の県内の有効求人倍率は1.65倍で、前の月から0.03ポイント上昇し、全国では3番目に高い水準でした。

一方、新規の求人数は、22か月ぶりに前の年の同じ月を下回る8,378人で、産業別では卸売・小売業や医療・福祉分野などで減少がみられました。また、正社員の有効求人倍率は1・22倍で、前の年の同じ月と比べ0.07ポイント上昇しています。

こうした点を踏まえ、石川労働局は県内の雇用情勢について、「注意を要する状態にあるものの、持ち直している」としています。