園庭にチャングチャングと鈴の音が響きました。岩手県滝沢市の保育園に30日、チャグチャグ馬コの装束馬が訪れ、園児たちが地元の祭りを身近に体験しました。

 チャグチャグ馬コが訪れたのは滝沢市鵜飼細谷地の「りんごの森保育園」です。30日はメスの装束馬・湖粋(こすい)8歳と、小さな馬車を引いたメスのポニー・昇子(しょうこ)12歳が、0歳児から5歳児まで90人が見つめる中チャングチャングと鈴の音を響かせながらゆっくりと園庭を歩きました。
 チャグチャグ馬コに愛馬を出して40年ほどになるという大坪昇さん(85)は、この保育園の近くで親馬と子馬あわせて10頭ほどを飼っています。散歩で園児たちが厩舎に立ち寄ることもあり、保育園からの声がけに応えて2015年から訪問しています。

(大坪昇さん)
「私は馬が好きで趣味と健康のために47年やってきました。子どもたちも真似する人がいればいいなと思ってやっています」

 最後は園児全員がチャグチャグ馬コの後ろをポニーがひく馬車に乗って、ふるさとの祭りを疑似体験しました。
 新型コロナの影響でチャグチャグ馬コの訪問は4年ぶりで、園児たちは地元ならではの特別な体験を喜んでいました。