※室谷榎音選手
「『ロードでやってやるぞ』って気持ちだったんですけど、落車してしまって。ロードの日の朝から記憶がないです。結構衝撃強かったので」

暑さでレース中に落車。意識を失ったまま救急車で病院へ。頬や足にはその時の強い衝撃でできた傷跡が今でも残っています。それでも、室谷さんにとってショックだったのは身体中の傷ではなく、1か月の練習禁止でした。

※室谷榎音選手
「(インターハイで)勝てなくて悔しい思いをして『もっと練習してやるぞ』って気持ちになったばっかりだったので(1か月間)ずっと『乗りたい』って言っていました」

悔しい思い、そして乗ることが許されなかった期間が大きなばねになりました。復帰後、授業がある日は約60キロ、それ以外の日には約100キロ走り、さらに家でも自主練習をして走りを磨きをかけます。

1日100キロ以上走りこむという室谷さん
脚には落車時にできた傷

※室谷榎音選手
「(Q室谷選手にとって自転車とは?)いま、自転車を取られたら自分には何も残らないぐらい大切です」

大切な自転車への思いを笑顔で語る室谷さん

情熱に勝る才能なし。自転車競技に向き合う姿勢が室谷さんの成長につながっています。

※青森商業高校自転車競技部顧問 山本真寛先生
「実際に試合を走ってみて、次活かさなければいけないことはどういうことか、改善点は何かを反映できる適応力が非常に高い。(年上の)3年生の中でも日本代表レベルの選手たちと肩を並べる力は今の時点でもある」

青森商業高校自転車競技部顧問 山本真寛先生

こう評価される室谷さんが、いま狙うタイトル。

※室谷榎音選手
「インターハイ優勝です。インターハイに対してあまりいい思い出がないので今年は表彰台に上っていい思い出にしたい」

リベンジを誓い、その先に掲げる目標は。

※室谷榎音選手
「高校生での目標は世界ジュニアに出場すること。大きな目標は2026年の青森国体で優勝すること。それを目標にして頑張ろうって(競技を)始めたので、自分の中に常に持っている目標です」

達成に向けて、室谷さんはさらに力強くペダルを踏み込みます。