トルコでは28日、大統領選挙の決選投票が行われ、20年にわたり政権を握ってきた現職のエルドアン大統領の続投が決まるかどうかが注目されています。

28日に行われるトルコ大統領選挙の決選投票は、現職のエルドアン大統領と野党統一候補・クルチダルオール氏の一騎打ちです。

エルドアン氏は20年にわたる政権運営をアピールし、ロシアによるウクライナ侵攻では仲介役を務めるなど存在感を高めました。一方、クルチダルオール氏は、エルドアン政権が深刻なインフレを招き、経済を低迷させたと批判しています。

1回目の投票の得票率は、エルドアン氏が49.5%、クルチダルオール氏が44.9%で、5.2%だった3位の極右・オアン氏が、決選投票でのエルドアン氏支持を表明しています。

大統領選挙は投票締め切り後即日開票され、日本時間の29日朝には大勢が判明する見通しです。