木の良さを活かして家を建てる鳥取県鳥取市の建築会社が、畑違いとも言える家具の製造販売を始めました。
大工職人の技が光る家具、その狙いとは?
鉋をかけると分厚いスギ板の表面が薄く削り取られ、美しい木目が引き立ってきます。
これは大工職人によるテーブル作りの様子。
鳥取市鹿野町にある建築会社「ながお」。
この春から家具の製造販売を始め、会社に展示場も設けました。
ながお 長尾裕昭社長
「大工さんが合間をみつけちゃ加工していった銘木家具になっています」
大工職人の技をいかした家作りで70年以上の歴史を重ねたこの会社、
その昔、地元の国有林の伐採業者にも指定されていたことから、会社に多くの木が残されていました。
ケヤキ、タモ、樹齢400年以上のスギ。
ながお 長尾裕昭社長
「奥から奥から宝物が出てきまして、こりゃなんとか有効に利活用せないけんなと」
歴史ある財産とも言える木を活かすのが、家具作りをはじめた一番の理由です。
表面に節のあるこのテーブル。
ながお 長尾裕昭社長
「天然杉です。全然人の手が入らない、枝打ちも何もしなかったスギの木です。逆に節のある木で作ってくれと注文がありますね」
こちらのスギの座卓は長さ4メートル。
テーブルの脚などは受け継がれた職人の技をいかして釘を使わずに組み上げています。
コロナの影響で家で過ごす時間が増えたことから、お客さんから一点ものの味のある家具を求める声も高まりました。
ながお 長尾裕昭社長
「在宅される方が多いのか、結構問い合わせがあるんですね」
残されていた木が職人の技に触れると、新しい命を吹き込まれたように活き活きと輝きを放つ。木材を知り尽くした会社だからこそ、こうした家具が生み出されました。
ながお 長尾裕昭社長
「(木には)それぞれ個性があるんですね、その個性をなんとか見て頂きたい。それぞれのお宅でまた可愛がってもらう、まさに持続可能な木材の考え方を取り入れたところです」
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