猟銃や刃物を持った男による中野市の立てこもり事件で、新たに女性1人の死亡が確認され、死亡した人は警察官を含む男女4人となりました。

男は、午前4時半すぎに身柄が確保されました。

午前3時20分ごろ、男が立てこもっていた民家では、何者かが棒のようなものを持って家に入っていく様子が見られました。

男は午前4時37分に投降したとみられ、身柄は中野警察署に入りました。

25日午後4時過ぎ、中野市で男が女性を刺したと警察に通報がありました。

警察などによりますと男は猟銃と刃物を持っていて、合わせて男女4人が撃たれたり刺されたりしました。

このうち、いずれも中野警察署の玉井良樹(たまい・よしき)警部補46歳と池内卓夫(いけうち・たくお)巡査部長61歳、近くに住む村上幸枝(むらかみ・ゆきえ)さん66歳が死亡。

ほかに負傷して倒れていた高齢の女性の死亡が確認されました。

警察によりますと、現場は中野市議会の青木正道(あおきまさみち)議長の自宅で、男は青木議長の息子だということです。