長野市の小学校に25日朝、男が侵入し、男子児童に液体をかけて立ち去りました。

液体はお茶とみられ、児童にけがはないということで、警察は市内に住む男の犯行と特定しました。


午前8時すぎ、長野市篠ノ井東福寺(とうふくじ)の篠ノ井東小学校で、校舎の外で遊んでいた低学年の男子児童1人が、敷地に入ってきた男に服の上から液体をかけられました。

学校にはパトカーや救急車が駆けつけ、静かな地域は騒然となりました。

■近所の畑の人 「さっき警察の方が来て『見ましたか』って聞かれたんですけど」

■近所に住む保護者は「家の中にいたらサイレンの音がすごくて。(子どもが)1年生で今年入学したばかりなので心配なんですけど」


■篠ノ井東小学校 宮澤俊樹校長「この時間はまだ始業前で、子どもたちは校庭で遊んでいました。時間になったので教室に戻ってくるその時のできごとです その時にちょうど通りかかった職員に、子どもたちから『こういうことがあった』と伝わりました」


液体はペットボトルに入ったお茶とみられ、児童は市内の病院に運ばれましたが、けがはないということです。

男は現場から立ち去りましたが、警察がその後発見し、警察署に同行を求め、事情を聞きました。

■宮澤校長「安心安全である学校でこのようなことが起きてしまったことは申し訳なく思っております」

学校ではきょうは通常の授業を行い、職員が集団下校を見守る対応を取りました。


警察は、男の責任能力の有無を慎重に検討し、保健所にも情報を共有したということです。