判決後、報道陣の取材に応じ・・・

5月30日に福島地裁で開かれた判決公判で、三浦隆昭裁判官は「警察官としての知識や立場を悪用し、警察全体に対する信頼を失墜させかねない悪質な犯行」などと指摘しました。

一方で「反省の態度を示し、懲戒免職となるなど社会的制裁を受けている」として懲役2年執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

上下黒色のスーツと、紺色のネクタイを着用し、前をまっすぐ見つめて判決を受けた元巡査部長。判決後、報道陣の取材に応じました。

Q.判決を受けて
A.全て私がしたこと。判決は真摯に受け止めます。少しでも社会に貢献できるように頑張りたい。

Q裁判官からは「下着への執着をどうするか」という話があったが?
A.精神科への受診。あとは運動、新たな趣味、新しいことを見つけたい。

Q.福島県警に対しては?
A.県民の信用の失墜、組織に対する失墜、多大な信用の失墜をして、大変申し訳なく思っている。

Q.警察になったのは人を笑顔にするため。これは今も変わらない?
A.それは、はい。自立して別の分野で、一人でも多くの人を。笑顔になってほしい。

神妙な面持ちで、うつむき加減で取材に応じた元巡査部長。記者が聞き取れるようにゆっくりと話し、その後、弁護人と裁判所をあとにしました。