妻から暴力、離婚、交際相手と性行為なく

【弁護側による被告人質問(概要)】
Q.違法なこと、罪の重さを認識していた?
A.認識していた。

Q.誰に迷惑をかけたと感じている?
A.被害者に迷惑をかけた。(被災地には)帰りたくても帰れない人がいる。警察の信頼も失墜させた。私利私欲のためで、謝っても謝りきれない。本当に申し訳ない。

Qそのほかには?
A.県民のみなさん。絶対にしてはいけないことをした。申し訳ない。

Q.家族、両親はどうか?
A.迷惑をかけた。こんなことをしているなんて思っていなかったと思う。申し訳ない。

Q.犯行に及んだ理由は?
A.自分の私利私欲を満たすため。警察官を目指したのは、1人でも笑顔を守りたいとの思い。結婚して生活が変わった。妻による私への暴力が始まった。子どもの育児など、意見が食い違うと、暴力を振るわれた。包丁を枕元に刺されたり、私の両親が早く死ねばいいとか言われたりした。今思えば傷害とかだと。子どもが大きくなる前にと離婚を切り出したが、なかなか認めてもらえなかった。(※その後調停離婚)

Q.犯行との関連性は?
A.その後付き合った女性にも交際の解消を言われた。全てが嫌になって、どうでもいいと思うようになった。3年付き合った彼女と(性的な)行為がなかった。

Q.ストレスは今後もあると思うが、どう対処するか?
A.親に相談する、相談窓口に相談する。ストレスを感じないようにする。

Q.反省の態度はどう示すか?
A.社会貢献をしたり、親孝行をしたい。

Q.警察官としては在職中なにを?
A.暴力団犯罪や、薬物などを担当していた。

Q.そこでつらいことはあったか?
A.犯罪にならない程度の脅迫を受けた。警察手帳を確認されたり、家族はいるのかと聞かれたり。

Q.最後に
A.自分の私利私欲。全て私の責任だ。

Q.二度とやらないか?
A.(やらないと)誓う