被災地の空き家から女性の下着を盗み、有罪判決を受けた元警察官。裁判の中で、離婚や交際相手との別れから「人生がどうでもいい」と思うようになったと犯行に至る経緯を語りました。

被災地パトロール中に女性下着29点窃盗

窃盗などの罪に問われたのは、元福島県警災害対策課 特別警ら隊の巡査部長(39)です。

起訴状などによりますと、元巡査部長は去年10月、被災地のパトロール中などに大熊町と富岡町の空き家3か所に侵入し、女性用の下着などあわせて29点を盗んだとされています。

5月23日に福島地裁で開かれた初公判。元巡査部長は上下黒のスーツに黒っぽいネクタイをして出廷し「間違いありません」と起訴内容を認めました。

その後、検察は冒頭陳述で犯行の経緯を明らかにしました。