ロシア科学・高等教育省の次官が急死しました。生前、ウクライナ侵攻を批判していたということです。

死亡したのは、ロシア科学・高等教育省のクチェレンコ次官、46歳です。今月20日キューバ出張から帰国する飛行機の中で体調が悪化し、その後、死亡したということです。死因は心臓疾患だと伝えられています。

知人のジャーナリストによりますと、クチェレンコ氏は生前、ロシアによるウクライナ侵攻を批判していました。

侵攻直後にロシアを出国しようとしていた知人に対し、クチェレンコ氏は「われわれは無理だ。パスポートを取り上げられている。われわれは人質になっていて騒ぐことはできない。すぐにアブラムシのようにつぶされてしまう」と語っていたということです。