山の中で無数に積まれた“廃タイヤ”問題
新潟県柏崎市がおよそ20年前に2000万円ほどで購入した土地で、1億円以上をかけてタイヤの処理をすることになりました。
なぜそんな事態になったのでしょうか?
柏崎市蕨野の山中の草木が生い茂る険しい山道を登った先で「廃タイヤの山」が目に飛び込んできます。あたり一面タイヤだらけで、どこまで広がっているのか分かりません。

【柏崎市農林水産課 荒井貴裕課長】
「最初は民間の事業者の方が適正に処分をということだったんでしょうけど、そこが立ち向かなくなったということがありますので…。環境を保全するという面では良いことではないんだろうと認識しています」
米山の山中にあるおよそ20万平方メートルのこの土地は、もともと地元の業者が牧場として利用していました。その業者が1990年ごろに産廃事業として廃タイヤを収集していたのです。