台湾の外交部は、中国などの反対によりWHO=世界保健機関の総会に7年連続で参加が認められなかったことについて、「深い遺憾と不満」を表明しました。
WHOの総会は22日から始まりましたが、過去にオブザーバーとして参加していた台湾は、今年も中国などの反対により7年連続で参加が認められませんでした。
中国に対し厳しい姿勢をとる蔡英文政権が発足して以降、中国は「一つの中国」の原則を理由に台湾の参加に反対を表明し続けています。
決定を受け、台湾外交部は「台湾と中国は互いに支配関係にはない」と深い遺憾と不満を表明しました。
また、台湾の中央通信は記者が総会の取材許可証の受け渡しを拒否されたと報じていて、外交部はきょう、この件についても「背後で中国政府が圧力をかけている」と強い不満を表明しています。
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