ウクライナの陸上男子棒高跳・元世界記録保持者、セルゲイ・ブブカ氏(59)がTBSの単独インタビューに応じた。
ブブカ氏は「私と日本の関係はとても長く、特別だと感じている。日本にいるとまるで自宅にいるように感じられる」と述べた上で「こうした困難な時期に、ウクライナの人々に対して素晴らしい支援を行ってくれている日本と、日本のみなさんに対し、感謝の気持ちを述べたい」と話した。
また、ブブカ氏は今年8月19日に開幕する世界陸上ブダペストに出場予定の男子棒高跳・現世界記録保持者(6m22)、アルマンド・デュプランティス選手(23、スウェーデン)について「彼のように、信じられない才能を持って結果を出すようなヒーローがスポーツ界には必要なんだ」とさらなる世界記録更新への期待を示した。
ブブカ氏は現在、国際マスターズゲームズ協会の会長を務めていて、大阪市で2027年に開催予定の、生涯スポーツの世界大会「ワールドマスターズゲームズ2027関西」のセミナーに参加するため、来日している。
【セルゲイ・ブブカ】
1963年生。前ウクライナオリンピック委員会会長。元ウクライナ代表の伝説的な棒高跳の選手で「鳥人」の異名を持つ。世界陸上では1983年のヘルシンキ大会から96年のアテネ大会まで6連覇するなど華々しい活躍。1994年に6m14の世界記録を樹立した。2000年のシドニー五輪後に現役を引退。