5月に入って宮崎県と大分県の高校でインフルエンザの集団発生が確認されました。いずれも約500人が感染するなど、インフルエンザの集団感染への警戒が高まっています。なぜこのタイミングで流行しているのでしょうか?医師に聞きました。
日本各地で相次ぐインフルエンザの集団感染

ー5月に入ってインフルエンザの集団感染が発生ー(JNNまとめ)
・宮崎市内の高校
生徒と職員合わせて491人がインフルエンザに感染。重症者はいないが8日間の臨時休校。週末に行われた体育祭後に急増。
・大分県の私立高校
全校生徒1985人中、その4分の1以上にあたる497人がインフルエンザに感染。前の週に行われた体育大会で一気に広がったとみられる。
・愛媛県の私立高校
4つのクラスが学級閉鎖。学校はゴールデンウィーク中の野球部の九州遠征が集団感染の一因とみている。
東京都内でも・・・
・調布市内の小学校
児童と職員合わせて104人が感染。
さらに調布市内では、別の小学校2校でも一時、学級閉鎖。
熱中症の症状→インフルエンザ感染が判明 医療現場での現状は?

いとう王子神谷内科外科クリニックでは問い合わせが急増ー
5月21日約40人の患者が来院しました。14人に検査を行った結果、3人がインフルエンザ、そして3人が新型コロナの感染。
中には、遠足後に熱中症の症状が出た小児(7)を検査するとインフルエンザの感染が判明した事例もあったといいます。