WHO=世界保健機関の総会で22日、台湾が求めていたオブザーバー参加は、中国などの反対で今年も認められませんでした。

21日から開かれているWHO総会では、パラグアイなど12か国が「オブザーバー参加として台湾を招待すること」についての議題を提案しました。

これに対し中国の代表は22日、「台湾の参加は『1つの中国』の原則に則って扱われるべきだ。台湾がオブザーバー参加を求める本当の理由は、『2つの中国』への国際社会での意識を高め得る方法だと考えているためだ」などとして反対。

パキスタンなども反対した結果、WHO総会は台湾を招待しないことを決めました。

日本やアメリカなどはこれまで台湾のWHO総会への参加を求めていますが、2017年以降は実現していません。