ロシアの反政権派の会議に出席した女性2人が毒による襲撃を受けた疑いがあるとして、ドイツの警察当局が捜査を始めました。

ロシアの独立系メディアなどによりますと、4月末、ドイツの首都ベルリンでロシアの反政権派が会議を開き、参加した2人のロシア人女性が体調不良を訴えました。

2人のうち1人はジャーナリストで、会議の日に体調が悪化しましたが、会議前から症状があった可能性もあるということです。

また、もう一人の活動家の女性は自身のSNSで「激しい痛みやしびれ」があったことを明かしています。

ドイツの警察当局は22日、JNNの取材に対し、「毒による襲撃を受けた疑いがあり、捜査を始めた」と明らかにしました。

ロシアでは反政権活動家のナワリヌイ氏など、反政権派やジャーナリストを標的とした毒物による暗殺や暗殺未遂が疑われる事件が相次いでいます。