青森県内に住む60代の男性が20日、パソコンのウイルス感染にともなうセキュリティソフトの購入を名目に総額166万円分の電子マネーの利用権をだまし取られました。警察は特殊詐欺被害として捜査しています。
青森警察署によりますと県内に住む60代の男性がパソコンでインターネットのサイトを閲覧中に「トロイの木馬に感染しました」と表示されました。男性はその後、サイトに記された電話番号に電話をかけたところマイクロソフト社の社員を名乗る男から「パソコンがウイルスに感染されているためセキュリティソフトを購入してください」「4万円分の電子マネーを購入してその番号をパソコンに表示された画面に入力してください」と指示されました。男性は指示に従ってコンビニエンスストアで4万円分の電子マネーを購入し、だまし取られました。その後も男から入力間違いなどを理由に繰り返し電子マネーの購入を求められ9回にわたって計20枚総額166万円をだまし取られました。
警察は電子マネーを購入する前に一人で対応せず、家族や知人、警察に相談するよう呼びかけています。