G7広島サミットで来日し、数々の意外な行動で注目を集めたイギリスのスナク首相。訪問先で見せた“粋な計らい”を取材しました。
サミットで注目 イギリス・スナク首相

山内あゆキャスター:
イギリスのスナク首相のプロフィールを見ていきましょう。
イギリスとしては、初めてのアジア系の首相です。43歳という若さで、ご両親はインド系の方です。奥様のアクシャタ・ムルティ夫人は、インドの大手IT企業のお嬢様ということで大変な資産家です。
学歴も華やかです。イギリスの名門オックスフォード大学を卒業後、アメリカのスタンフォード大学でMBAを取得。その後、ゴールドマン・サックスなどに就職したという、いわば“スーパーエリート”です。

政治家としては、どんな道のりだったのでしょうか?
政界入りしたのは、2015年です。下院議員として初当選。そして2020年には、当時39歳という若さで財務大臣に抜擢されます。そして2022年、首相に就任。今回の広島サミットで初めて来日。イギリスの首相としても最年少です。
ホラン千秋キャスター:
議員になってから7年で首相になったという超スピードですよね。

山内キャスター:
それでは、このサミットの間のいろいろな場面を見ていきます。イギリスの大使館のツイッターは、20日に広島市内で“お好み焼き作り”に挑戦する姿を投稿しました。
SNS上では
“すてきな笑顔”
“一気に親近感が湧いた”
という声がありました。
事前予約では、イギリス大使館から「約30人ぐらい行くかな」ということで、首相が来るということはスタッフの皆さんは知らなかったそうです。ただSPが多いなと思ったら、首相も一緒にいたということです。
ここから広がったのが、ある論争です。

SNSの声には
“もう一度首相、日本に来てください。大阪で「本物の」お好み焼きをお見せしますよ”
“お好み焼きちゃうやん。これは広島焼き”
と、ここから発展して、広島対大阪の“お好み焼き論争”になってしまったということです。