有事の際に最前線で任務を行う陸上自衛隊の精鋭「レンジャー」。
その数、全隊員のわずか8%です。
22日、米子駐屯地では、過酷な訓練の様子が公開されました。

記者 土江諒
「こちら米子駐屯地では、朝からレンジャー訓練が行われています。」
22日米子市の陸上自衛隊米子駐屯地で公開された「レンジャー」訓練。重さ4キロの小銃を持って姿勢と隊列を崩さずおよそ16キロを走ります。
「レンジャー」とは有事や災害救助など過酷な現場で先頭に立ち、任務を遂行する精鋭で、全隊員の内8%しかいません。
米子駐屯地では試験を合格した9人が先月10日から訓練を受けています。

体力が落ちた訓練の後半には…全力ダッシュ。
極限状態にすることで体力と強じんな精神力を養います。
教官
「合格な。ギリギリだけどな。」

この日の訓練を通過した9人は今後、実践的な行動訓練に移行します。
隊員の家族
「(体調など)自分のことも気を付けて、国民を守れるようになってもらえたらなと思う。」
陸上自衛隊 米子駐屯地
第8普通科連隊 木村圭介 教育隊長
「自ら考えて、必ず生きて帰るという気持ちを持って任務をやり遂げる隊員になってもらいたい。」

「レンジャー」を目指す隊員らの夏は、まだ始まったばかりです。