G7広島サミットで中国の核戦力に対する懸念が示されたことについて、中国政府は「道理のない非難を拒否する」と反発しています。

21日閉幕したG7広島サミットでは、中国の核戦力の増強や不透明性への懸念が示されました。これについて中国外務省の報道官は、「自衛のための核戦略」だとして「G7の非難は完全に嘘偽りだ」と反発しています。

中国外務省 毛寧報道官
「G7は核軍縮の問題で他国に号令を出す資格はない。中国はG7の道理のない非難を拒否する」

また、G7サミットにウクライナのゼレンスキー大統領が出席したことについては「中国の立場は一貫しており、危機は対話と協議を通じて政治的に解決されるべきだ」と従来の立場を繰り返しています。