福島県内で撮影されたウエディングフォト。撮影したのは、4年前に福島に移住した男性カメラマンです。福島の自然に魅了されて移住を決めた男性の姿を追いました。

「じゃあいきますよ!まずカメラ目線からお願いします」

福島市を拠点に活動するカメラマン・松本隆行さん(54)。結婚式のロケーション撮影を中心に、福島県内で活動しています。

ラ・フォレット 松本隆行さん「福島は本当に風景がダイナミックで迫力があるので、風景に負けないようにお2人が引き立つように写真を撮れるように、いつも心がけてはいる」

松本隆行さん

栃木県出身の松本さん。もともと東京の企業でカメラマンをしていました。仕事で全国を飛び回る中、6年前、転勤で福島にやってきました。その前の勤務地は大阪。都会にはない、福島の自然の豊かさに心を動かされたといいます。

松本さん「やっぱり福島の自然にびっくりして、かねてからやりたかったロケーションフォトが、ここだったらもっと大きなスケールで撮影できるんじゃないかなというのがありました」

「好きなブライダル撮影を、福島で思う存分したい。」

松本さんは一念発起し、2019年、勤めていた会社を辞め、妻が福島市で起業した会社でカメラマンとして活動を始めました。

しかしその直後、世の中はコロナ禍に・・・。緊急事態宣言が初めて出された2020年、その年のゴールデンウイークは、全ての予約がキャンセルになりました。

松本さん「全く撮影がなかったです。その年の8月くらいから急に問い合わせが増えたんですよね」

独立してすぐにやってきた“結婚式ができない世の中”。需要が増えたのが、結婚式の代わりに晴れ姿を写真に残す「フォトウエディング」でした。