土木工学を学ぶ高校生が、地質調査などを行っているプロの技術者から、実際の工事の様子などを学びました。
「ガガガガガ…」
ボーリング調査の筒が打ち込まれているのは、長野市の犀川に近い長野工業高校のグラウンドです。

実習を担うのは、地質調査などを行う千曲市の土木管理総合試験所と関連企業のプロの技術者たち。
実際の現場を知ってもらおうと6年前から授業に協力していて、22日は土木工学科の3年生39人が参加しました。
のり面の崩落など、災害復旧の現場でも最近ニーズが高まっているというボーリング調査。

実際に3メートル掘ると砂の層や、粘土が混ざった層、その下からは川が近いためか、小石などが混ざった地層も出てきました。
現場はふだんから体育の授業や部活動で使っている場所で、そのコンディションには土壌が影響します。
■軟式野球班の生徒
「雨が降ってしまえば2、3日はグラウンドが使えないみたいな状況になっちゃいます」
途中の粘土質の層が、水はけに影響している可能性も確認できました。

■軟式野球班の生徒
「ちゃんと掘ってみると思っていた通りあまりいいグラウンドじゃないなとは思います(笑)いい体験ができたかなと思います」
■土木管理総合試験所・井田恵利香(いだ・えりか)さん
「今回初めてみたという学生も多かったので、これを機会にこういった機械もあるというのを知ってもらえたら幸いだなと」
関係者は進路の選択にも役立ててほしいと話していました。














