■MLB フィリーズ 2ー1 カブス(日本時間22日、シチズンズバンク・パーク)
カブス・鈴木誠也(28)が敵地でのフィリーズ戦に「4番・ライト」で先発出場。4打数1安打3三振で打率は.285、守備ではタッチアップを阻止するレーザービームを見せた。
ここ5試合で18打数7安打、打率.389、3本塁打、5打点と調子が上がってきた鈴木、1回の第1打席、2023年WBCメキシコ代表だったフィリーズ先発のT.ウォーカー(30)と対戦。手元で変化するクセ玉を投げるウォーカーに対して鈴木もしっかりボールを見ていき、カウント1-2と追い込まれてからスライダー、スプリットをファウルにした。7球目、外角真ん中148キロのシンカーに手が出ず見逃し三振に倒れた。
ベンチで仲の良いC.モレル(23)とタブレットを見ながら会話した鈴木、4回の第2打席、1球目、150キロのシンカーを引きつけてライト前へ弾き返し2試合ぶりのヒットをマークした。
0-0で迎えた6回、2死一、二塁のチャンスでの第3打席、フィリーズ2人目S.ドミンゲス(28)と対戦。ストライクを取りに来た157キロのシンカーを2球見逃してカウント2-2と追い込まれると5球目、145キロのスライダーに空振り三振、打席で天を仰いだ鈴木、チャンスで1本が出なかった。
その裏、カブスは無死二塁のピンチを迎えるとフィリーズ3番・B.ハーパー(30)の打球がライトへ、鈴木はちょっと後ろに下がって勢いを付けて捕球するとタッチアップをした2塁走者をワンバンドスローのストライク送球でタッチアウト。スーパースローを見せチームを救うと先発のJ.スティール(27)もグラブを叩き絶叫した。
0-2と2点を追う9回、第4打席、相手はメジャー通算398セーブのフィリーズ抑えC.キンブレル(34)。1球目、155キロのストレートに空振り、2球目も157キロのストレートにバットが空を切った。3球目、155キロのストレートに手が出ず見逃し三振、3球三振に倒れた。鈴木は4打数1安打3三振で打率は.285、2試合ぶりのヒットもチームは敗れ、借金6となった。