■セイコーゴールデングランプリ陸上2023横浜(21日、横浜・日産スタジアム)
世界陸上オレゴン銅メダリストの北口榛花(25、JAL)は最終投擲で61m34をマークし4位だった。M.リトル(27、オーストラリア)が64m10で優勝を手にした。
北口は今年4月29日に行われた織田記念陸上で64m50の今季世界最高記録をマークした。投擲前はグランドに寝ころびリラックスした表情を見せていた北口。1投目は体重が前に行ってしまいやりに乗らず58m87に留まった。
2投目がファウルとなった北口は3投目、ここでも記録が伸びず59m02で7位、すぐにコーチの元に行ってアドバイスを受けていた。ここまで思うような投擲が出来ない北口は4投目もやりに勢いが乗らずファウル。5投目もやりに勢いは乗らず55メートル付近に、北口は首を振りながらファウルラインを自ら越えて天を仰いだ。長い時間コーチと話し合い修正点をチェックした。
最終6投目、落ち着いた表情で投擲を行うとやりにも勢いが乗り61m34をマークし4位、最後にホッとした表情を見せて、笑顔が戻った。
【女子やり投 決勝】
優勝:M.リトル(オーストラリア) 64m10
2位:T.ピーターズ(ニュージーラン) 63m26
3位:K.バーバー(オーストラリア) 61m95
4位:北口榛花 61m34
5位:上田百寧 60m54