4年前の台風19号災害を受けた千曲川の治水対策として、洪水時に水位を下げるための遊水地を整備する工事が中野市で始まります。

中野市ではきょう、阿部知事など関係者が出席し起工式が行われました。

2019年の台風19号災害では、長野市で千曲川の堤防が決壊し、周辺地域に甚大な被害をもたらしました。

これを受け、国や県では千曲川流域の治水対策を進めていて、県内では7か所で遊水地の整備が計画されています。

決壊地点から約8キロ下流の中野市の上今井地区では、およそ70ヘクタールの遊水地が設けられる予定です。

完成は2027年度中を目指します。