日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国の枠組み=クアッドの首脳会合が行われ、岸田総理は対中国やロシアを念頭にクアッドの連携強化を訴えました。

クアッドの首脳はG7サミットに出席するため広島を訪れていて、岸田総理は、中国やロシアが力による現状変更の動きを見せる中、「国際社会を分断と対立ではなく、協調に導く」と訴えました。

その上で、「自由で開かれたインド太平洋という共通のビジョンを国際社会に示す意義は極めて大きい」と話し、クアッドの連携強化を呼びかけています。

インドは伝統的にロシアと友好関係にあり、今回取りまとめた共同声明ではロシアを名指しして批判することはありませんでしたが、「ロシアによる核の威嚇は受け入れられない」といった考えでは一致しています。