日経平均株価がバブル期以来33年ぶりの高値をつけました。

証券会社からは、県内企業が良い方向に進むと期待の声が聞かれました。


19日の東京株式市場で、日経平均株価は一時3万900円台を突破。

終値は3万808円で、バブル期の1990年以来、33年ぶりの高値をつけました。

長野證券の宮嶋伸明(みやじまのぶあき)さんは、県内についても一部の企業で大きく業績が伸びていると話します。

■長野証券 宮嶋伸明さん
「海外の需要を取り込んだり、国内の需要を取り込んで、最高益を更新しているところが長野県内でも増えてきている」

宮嶋さんによりますと、県内で株価の上昇傾向が目立つのは半導体関連の企業で、新型コロナが収束に近づいたことで、インバウンド関連の企業も好調ということです。

今後に向けては、株価上昇の要因の一つとなっている外国人投資家を継続的に惹きつける上でも、国内企業の収益力向上が重要と話します。

■長野証券 宮嶋伸明さん
「経済の好循環ですね。30年間苦しめられたデフレの悪循環から経済が拡大していく好循環っていうところを期待している」