2023年3月の新潟水俣病認定審査会で審査された19人について、県と新潟市は17人を棄却・2人を保留とし、新たに認定した人はいなかったと発表しました。

認定審査会は医師や弁護士らが国の基準に基づいて水俣病の患者かどうかを判断します。

患者の認定には「水銀を摂取した」という証明と、家族の中に認定患者と漁業組合員がいること、さらに新潟水俣病の症状が複数あることが条件です。

3月の第97回認定審査会では19人が審査され、答申を受けた県と新潟市は17人を棄却、2人を保留とし、新たに認定した人はいませんでした。2020年以降、新たな認定者はいません。

新潟市の中原市長は、今回の結果について「新潟水俣病の発生から50年以上経過し、当時の状況を確認することや、症候にも加齢の要因が加わるなど、判断が非常に困難になっている中、審査会委員の皆様にはお一人お一人の状況を丁寧に審査していただいたと考えています。まだ大勢の皆様が結果をお待ちになっていますので、引き続き審査会には迅速かつ丁寧な審査を行っていただくようお願いしてまいります」などとコメントしています。
また、新潟県の花角知事は、「難しい判断をしなければならない事例が増えてきている中で、申請者の曝露状況について、参考人の方々に意見を聞くなど、一人ひとりの事情に配慮しながら丁寧な審査が行われたものと受け止めております。今後も、引き続き、丁寧な審査を行っていただくことを期待しております」とコメントしています。