茅野市で自宅が全焼した80代の夫婦を支援しようと、地元の住民グループがチャリティバザーを開いています。

茅野市の蓼科中央高原のカフェレストランで19日から始まったチャリティーバザー。

会場には衣類や食器、置物など様々な品物が並んでいます。

地元の住民などで作る団体「美(うつく)しの蓼科」のメンバーで、店主の渡辺ちあきさんが企画しました。

バザーの目的は火事で自宅が全焼した80代の三多盛治(みた・せいじ)さん、孝子(たかこ)さん夫婦の支援です。

三多さんの自宅は3月、薪ストーブから出火した火事で全焼し、現在は渡辺さんがかつて住んでいた家に身を寄せています。

■三多さん夫婦
「もう本当に何もなくなりましたけれども、それよりも本当に親切にしていただいて、直後からもうきょうはうち泊まって、しばらくずっといてねといろんな方がそういうふうに」

蓼科中央高原は移住者が特に多い地区で、三多さんも渡辺さんも県外から移り住みました。

60世帯余りで作る自治会も加入者のほとんどが移住者で、交流会を開くなどして住民が助け合う「絆」が生まれてきたということです。

■バザーを企画 渡辺ちあきさん
「自治会に何かあったときに、助け合えるようなところにしたいというふうな思いがやっぱりありますので集まった品、いろんな方が自分たちにできることとして持ち寄ってくれた」

バザーは20日まで行われ、売り上げは全額、火事にあった三多さん夫婦に寄付されるということです。