バイデン大統領に同行しているワシントン支局長から報告です。今回のバイデン大統領の訪日、どういった点が注目されますか。
アメリカで大きく注目されている債務上限の引き上げ問題が解決せず、訪日できるかどうかが注目されるという異例の事態となりましたが、無事に到着し、現在は後ろに見えるホテルに入り、このあと日米首脳会談に臨みます。
1月にワシントンで開いた首脳会談では、日本の防衛力強化の方針を高く評価していて、ホワイトハウス高官は「日米同盟はここ数十年でも最も良い状態だと思う」と話しています。
バイデン政権が「唯一の競争相手」として最も警戒する中国を念頭に、さらなる連携強化に向けた話し合いを行うものとみられます。
そしてバイデン大統領はあす、後ろに見える平和公園を訪れます。アメリカの現職大統領の広島訪問は、2016年のオバマ元大統領に続いて2人目となります。
他のG7首脳とともに花輪を手向け、原爆資料館を訪れる見通しですが、被爆者との面会はあるのか、また、オバマ元大統領の「核なき世界」というビジョンを副大統領としてサポートしたバイデン大統領が、被爆地・広島からどのようなメッセージを発するのか注目されます。
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