ジョシュア代表は、1999年にシンガポール工場に入社。20年以上にわたり半導体の開発・製造などに携わり、産学連携にも力を入れてきました。
河村綾奈 キャスター
「広島工場には大きな投資をしたが、グループの中でどんな位置づけ?」
マイクロンメモリ ジャパン ジョシュア・リー 代表
「広島工場は、DRAMの研究開発・生産において先端的な役割を果たしています。1つの場所で製造と研究開発をすることで、業界でも最初に1ベータDRAMの生産が可能になりました」

広島工場では世界最先端の半導体メモリー「1ベータDRAM」が開発され、量産が始まっています。従来より高性能で消費電力が少なく、車の自動車運転技術での活用も期待されています。

マイクロンメモリ ジャパン ジョシュア・リー 代表
― 日米の国策の中で日本工場の位置づけは?
「マイクロンの日本に対する姿勢は、日本とアメリカの強い関係性を映し出していると思います。日本政府の支援には感謝しています。日本は半導体の人材育成を進める、そして半導体産業を活性化していくという戦略をとっている。マイクロンもこの方針を強めていくことになると思います」

― 日米の国策の中で日本工場の位置づけは?
「技術革新を進めるために人材育成が大切になります。そのために大学と組んだ研究開発も進めています。若い人にもこの分野に参入してもらいたいです。地元の支援もあり、産学官で連携した取り組みを進めたいです」
― G7広島サミットではどんなことに注目?
「広島にとってエキサイティングなことです。世界のリーダーが集まり、革新的な考え方、相互協力の精神でわたしたちは1つになることができると思います。国レベルで連携していくことで、われわれは勝利をおさめることができると思います」

― 今後の広島工場は?
「マイクロンは日本の半導体成長のため、技術向上のため、引き続き日本に大きな投資をしていきます。生産性を上げて、サプライチェーン(供給網)を強めていくことで世界のお客さまのニーズに応えていく。最終的には日本の成長に貢献していきたいと考えています」
― 半導体は、中国の市場も大きく、サミットでは経済安定保障の面でも中国などへの依存を脱却するため、サプライチェーン(供給網)の強化に向けた議論が行われる予定です。