この春、社会人となった若者を対象に長野県下諏訪町で17日、ユニークな研修が行われました。

舞台は諏訪湖、チームワークを学ぶボート研修です。

県内唯一のボートの競技場=下諏訪ローイングパーク。

集まったのは、諏訪地方の企業15社にこの春、入社した43人です。

ボートは初めての体験という人も多く、まずは、オールの使い方などを教えてもらいました。

■指導員
「後ろに進みます、ボートは後ろに進みます、こういく、オールがあがる楕円形ね」

そして、さっそく湖上へ。

製造業の人材育成などを手がけるNPO法人による研修の一環で、ボートを通じてコミュニケーションやチームワークの大切さを学んでもらう狙いです。

■参加した新入社員
「意外と力を入れなくても進むのでみんなで協力している感じがして」

徐々に漕ぎ方をマスターした新入社員たちは、レースにも挑戦。

息を合わせてオールをこぎ、水の感触を楽しんでいました。

■参加した新入社員
「息が完全に合わないとどんなに誰かががんばっても進むことができないので4人でしっかり合わせるのが大事だと実感した」                  「チームで1つの製品を作っていくので協力することが大切だと思った」

「新入社員実践道場」と銘打った研修は、24日まで行われます。