冬の蜃気楼によって「ⅿ」の像が反転…
きっかけは2021年。黒部市美術館で開催された「山下麻衣+小林直人」の個展「蜃気楼か。」です。


テーマは “人と自然の関係を問い直すこと” 。海岸に設置された「ⅿ」型のパネルが、秋と冬の蜃気楼によって反転し、無限大のマーク「∞」になるよう制作されました。
蜃気楼という “不確かなもの” と、人間によって生み出される現代アートです。個展の期間中、39日にわたり「∞」を描き、その様子はライブ配信されました。


それから1年5か月、今回は、黒部市美術館と魚津埋没林博物館によるアートプロジェクト《Infinity~mirage》実行委員会が設立され、春の蜃気楼(上位蜃気楼)ではどんな形になるのか、新たに模索しようと企画されました。




設置から5日目、富山湾に今シーズン最大の蜃気楼が出現しました。