暑い日も増えてきて、そろそろエアコンを使い始める人も多いのでは?
そんな中、6月1日から電気料金が値上げとなる見通しです。
夏場の電気料金におけるエアコンの割合は4割近くにも上ります。今すぐできる節約テクニックを、節約アドバイザーに聞きました。

試運転でエアコンのトラブル回避

電気代を少しでも抑えるために、まずは試運転がおすすめです。試運転でエアコンのトラブルを回避することで、節約につながります。

ジョーシン富山本店 藤岡剛哉氏によると、
「冷房を使い始める前の今の時期に一度エアコンを作動し、不具合がないか確認する」必要があるということです。

【エアコンの試運転の方法】
▼設定温度を16℃にして、10分間冷房を稼働。冷房機能をフルに動かすことで強制冷房という状態になる
▼10分程経って、室外機のホースから水が出れば異常なし

違和感があるときは、
▼フィルターに異物やほこりが付着していないか
▼室外機がふさがれていないか

を確認してください。

試運転 いつやるのが理想?

ダイキン工業が「試運転指数」を出しています。

26℃以上 急いで実施
23~25℃ 最適な時期
21~22℃ 適した時期
20℃以下 不向き

節約アドバイザー 和田由貴氏:
本格的に暑くなってからでは手遅れです。本当はもう4月中にやった方がいいぐらいなんです。今日でもいいのでぜひやった方がいいです。暑くなってから、不具合が見つかってからでは遅いです。
設定温度を最低の状態にして10分間動かすと、強制的に冷房の状態になりますから、それで不具合がある程度わかると思います。

恵俊彰:
不具合があったらどうなるんですか?冷たい空気が出ないとか?

節約アドバイザー 和田由貴氏:
そうですね。あとはドレンホースが詰まってたりすると、水漏れをすることもあるんです。クリーニングだけで直る場合もあります。

お手入れをしっかりやっておくと、電気代の節約にも。
ダイキンHPによると、「約3年分のフィルターのほこりの除去」と「室外機の周辺の障害物を取り除く」ことを合わせて行うことで、電気料金が1か月で1720円削減されるという実験結果も出ています。