16日以降、全国的に気温が上がる日が続き17~18日には各地で30度以上の真夏日になると予測されています。今年のゴールデンウィークは、500人近い方が熱中症で救急搬送されました。これからどんどんと気温も上がり熱中症への危険が高まる中、私たちはどう過ごせばよいのでしょうか?

熱中症対策で大事なのは「暑熱順化」

気象予報士 森朗氏:
熱中症にとって大事なのが、暑さに慣れることです。ですがまだ5月ですから慣れていません。

体が暑さに慣れていなく、気温が急上昇するときは、熱中症が増えるタイミング。徐々に体を暑さに順応させることを「暑熱順化(しょねつじゅんか)」といいます。
暑さに慣れる前は・・・
・熱を放散しにくい
・汗に含まれる塩分が多く塩分が体外に出て行ってしまう
・体温が上昇しやすい
暑さに慣れてくると・・・
・熱を放散しやすい
・汗に含まれる塩分が少ない
・体温が上昇しにくい

気象予報士 森朗氏:
ゴールデンウイーク中に1回気温が上がって暑さに慣れたかなと思っても、その後また気温が下がったので、暑さに慣れた人もまたリセットされてしまいます。
これからまた厳しい暑さなのでとにかく熱中症に注意です。

熱中症にならないために私たちができること

熱中症対策
・喉が渇いていなくても水分をこまめに補給
・調整しやすい服装
・暑熱順化するため運動や入浴を
・エアコンを活用

恵俊彰:
汗をかくっていうのはいいことなんでしょうね

気象予報士 森朗氏:
汗をかきやすい身体に変えるというのは大事ですね
これからもどんどん暑くなってきますから気をつけて熱中症にならないように

恵俊彰:
暑熱順化、みなさん健康に気をつけてください。

(ひるおび 2023年5月16日放送より)