入院患者に暴行したとして、複数の看護師が逮捕された東京・八王子市の精神科病院について、東京都は入院している患者に、転院や退院を希望するかなどの意向調査を始めました。

八王子市の「滝山病院」では、複数の看護師が患者に暴行した疑いで警視庁に逮捕され、東京都は再発を防ぐため、病院に改善命令を出しています。

こうした事態を受け、東京都は入院中の患者に、転院や退院を希望するかなどの意向調査を11日から始めたということです。

対象は入院患者120人のうち、生活保護を受けているため、自治体が転院などの調整をする40人を除く80人で、都の職員と東京精神保健福祉士協会の専門家が個別に聞き取りを行いました。

初日の調査では、複数の患者が転院や退院を希望していたということで、東京都は来月頃までに患者全員の意向を確認する予定です。