両備グループの瀬戸内観光汽船は、今年12月1日から、日生港(岡山県備前市)と小豆島の大部港(香川・土庄町)とを結ぶ「日生ー小豆島航路」を休航すると発表しました。

両備グループは、きょう(5月15日)付で中国運輸局に休止届出を提出したということです。

日生ー小豆島航路は、現在1隻のフェリーで1日4往復しています。両備グループでは
・通勤・通学等、島の住民の足となる生活航路としての利用がない
・物流量が低下している
・新型コロナウイルス感染症の拡大・まん延による「観光需要」が激減した
・燃料の高騰による影響(特に2021年から)
などを、休航の理由としています。

特にコロナ禍の2020年4月~2021年3月の年間輸送実績は、前年比で運輸収入が54.4%まで落ち込んでいて、新型コロナ収束後も移動需要はコロナ以前までの回復が見込めないと判断したものです。

両備グループでは、今後は休止が解けるよう、経営努力をしたいとコメントしています。