子どもたちに命を守ることを伝えたい…東京・国立市で、小学校の建て替えに伴う、桜など100本の伐採計画に保護者らが「待った」をかけ、移植を開始しました。
上村彩子キャスター
「ここが国立第二小学校です」
正門を入ったすぐのところにある桜並木。毎年、入学式の頃、新入生や在校生、保護者たちを喜ばせてきました。ところがそこに新校舎が建つことになり…
上村彩子キャスター
「校舎が移転されるのに伴い、こちらにあった桜並木も、伐採されることになりました」
伐採が迫る中、そこに「待った」をかけたのは、保護者たちです。市民グループを立ち上げ、市の教育委員会と1か月にわたり交渉。今月1日、伐採せず、可能な限り緊急避難させる協定を結んだのです。代表の一人は…
~つづくつながる~くにたちみらいの杜プロジェクト 小岩瑠理子 共同代表
「どんどん現実的に切られるという話になると、寂しいなという思いから。(コロナ禍の)3年間でみんな命と向き合うタイミングが増えたので、やっぱり生かせるものは生かしたい」
作業には、趣旨に賛同した職人たちと共に、児童や保護者たちもボランティアとして参加。費用は市民グループがもつことになります。
実は、あわせて100本にのぼる木々の最終的な移植先は決まっておらず、今回は校舎の端への仮移植です。
上村彩子キャスター
「一本一本、丁寧に保護されて、仮移植の場所へ運ばれていきます」
限られた時間と空間の中で続く、難しい作業…
上村彩子キャスター
「比較的小さな木の方だと思いますが、この1本を運ぶのも大変ですね」
大人たちが急遽、これだけ懸命に動いたのは、命の大切さを学ぶ場所で生きている樹木が、次々と切られていくのを見過ごしたくなかったからだと言います。
造園技師・環境再生医 矢野智徳さん
「特にこういう教育の現場など命を大事にする場所で、命を救うためにギリギリの大手術をしている」
参加した小学6年生
「クレーンとかスコップで、できるわけじゃなくて、色々な人が土を掘り返したり、苦労がすごくあることを知りました」
上村彩子キャスター
「木の命を守っていくのは、こんなに大変な作業なんだなと思いますよね」
市民グループは、移植にかかる、まずは500万円分を今日からクラウドファンディングで集めることにしています。
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