中国の秦剛外相はノルウェーでヴィットフェルト外相や経済界の代表らと会談し、「回復しつつある中国経済は世界にチャンスをもたらす」とアピールしました。

中国外務省によりますと、ノルウェーを訪問した秦剛外相は12日、ヴィットフェルト外相と会談し、投資や気候変動問題での協力を強化する考えで一致しました。

また、ストーレ首相との面会では、「回復しつつある中国経済は世界にチャンスをもたらす」とアピールしました。

一方、ストーレ首相は「中国との協力を重視している」とした上で、ロイター通信によりますと新疆ウイグル自治区などの人権状況についての懸念も伝えたということです。

また、秦剛外相はノルウェーの経済界の代表とも会談し、「良い投資環境を提供する」とアピールしていて、中国としては経済的結びつきを強化することで対立するアメリカとヨーロッパの間にくさびを打ち込む狙いがあるとみられます。